SS第5話 咲夜が返って行ったあと、魔理沙も用事があるとか言って帰って行った。 今回くらいは少しくらい手伝ってくれてもいいとは思うのだが、魔理沙が手伝わないのは いつものことだと、諦めることにした。 当日はちゃっかり参加してるくせに……。 「はあ〜、まったく…。」 今回は、萃香も手伝ってくれそうにない。 毎年恒例の行事には、萃香のほうからやってくるのだが、今回は予定外のことだし、 何よりも、萃香は最近天界に入り浸ってるらしいし、万が一にでも来ることはないだろうと思う。 という訳で、やはり今回は一人で準備するしかないようだ。 「よし。今回は早いうちから準備しよう。」 と、意気込みをしてみるものの、やっぱり明日からしようと思った。暑いし…だるいし……。 まさか、このままグダグダと先延ばしにし続け、当日の前日から準備を始めることになろうとは、 個の時の霊夢は知る由もなかった。