<犬を飼う前に>

はじめに

どんな生活になるか?

    どんな目的?

   家族構成・生活スタイル

    費用と時間

    住宅環境

    最低限の犬の知識

はじめに

今、犬を飼いたいなぁと思っているけど、どうしようかなぁ〜と悩んでいるあなた、本当に責任を持って犬を最期まで飼える覚悟、自信があるか、ぜひ今一度考えてみて下さいね。

これから犬を飼いたいと思っているのに、迷わすような説教じみたことを言われるとイヤになってしまうかもしれませんが、犬を飼うということはやはりそれなりの覚悟、また最低限の犬を飼う為の知識を知っておかないと、後々、飼い主さんも犬も不幸になってしまうかもしれません。

脅かすわけではありませんが、実際に気軽に犬を飼い、犬をコントロールが出来ずに悩んでいる飼い主さんはたくさんいます。そして、飼えなくなった犬は捨てられたり、保健所へ連れて行かれたりと不幸な道をたどるわけです。保健所では、毎日たくさんの不幸な犬達が殺され、国内で年間何十万頭もの犬が殺されています。平成15年度には16万頭以上の犬が殺処分されました。30年前ほどには100万頭以上もの犬が殺されていたのに比べると毎年減少しつつありますが、まだまだ多い数字だと思います。(ALIVE調べ)

ペットが流行っているからと言ってファッション感覚で軽い気持ちで飼ってみたり、ペットショップで犬と目があったからと言って衝動的に飼ってしまうのは、とても危険なことです。飼ってみたら思いのほか手を焼き、困り果てた飼い主さんが犬をモノ同様に捨てることは予想以上に多いのです。一つの尊い犬の命が飼い主さんの身勝手な理由により簡単に奪われてしまうのです。それはあまりにも悲しく、ひどい話しです。保健所に連れて来られる不幸な犬達を一匹でも減らしたい、また飼われている犬には人と一緒に幸せに暮らしてもらいたいと思っております。

日本より何十年も犬文化が進んでいる欧米では犬の為の厳しい法律もあり、犬に対する一人一人の意識も高く、人と犬とが上手に共生できているようです。日本にもそんな日が一日も早く来ることを願っております。まず、犬という生き物を愛情と責任を持って最期まで飼うという強い意志、心構えを持つことが大切だと思います。  

(ワンちゃんの気持ちが書かれた詩です。ぜひ読んでみて下さい。)

    どんな生活になるか?

愛くるしい犬との生活は考えただけでもワクワクするものだと思います!

しかし、犬は何でも言うことを聞くロボットやオモチャではなく、一頭一頭個性があり感情を持った生き物なので、お世話をする上で大変なことがあることも忘れてはいけませんね。特に仔犬を飼うことは、人間の赤ちゃんが一人増えるくらいの心構えが必要ですね。

では、犬と暮らすとどんな生活が待っているのか想像してみましょう。

毎日の生活にハリが出て、充実し、癒され、お茶目な愛犬の行動は感動と笑いを与えてくれるでしょう。

お家に帰れば、シッポがちぎれんばかりに振って待っていてくれる、ウルウルした目で見つめられたら、たまらなく愛おしく抱きしめたくなるでしょう。

私たちの心を豊かにし、生活に潤いを与えてくれ幸せを感じることでしょう。

家族内での会話が増え、みんなで一緒に過ごす時間が増えることでしょう。

一緒に散歩へ行ったり、スポーツをしたり、アウトドアを楽しめることでしょう。

子供へ大きな影響を与えてくれることでしょう。(命の大切さを知る。思いやりがあり、優しい子になる。感受性を育て、心豊かな子になる。)  

一方、大変な面も・・・

食事、お散歩、排泄の片付け、お手入れ、しつけなどのお世話を毎日、それを10年〜15年(犬とのお別れの時まで)続けなければなりません。

  病気になった時には病院へ連れて行き、また看病をしなければなりません。

最初は若々しく可愛らしかった犬も年を取れば、元気もなくなりヨロヨロになり、介護が必要となるかもしれません。そして悲しい最後のお別れの死をしっかりと受け止める心構えも必要となります。

今まで気軽に家を空けていたり、旅行に行ったりしてたことも、犬のことを思うと後ろ髪を引かれ、早く帰らないと、という衝動に常にかられるかもしれません。

自分が疲れている時や病気の時でも、きちんと犬のお世話をしなければなりません。

  犬の抜け毛や臭いが気になるかもしれません。

土日ゆっくり寝ていたい時でも、犬は待ってくれません。規則正しい生活になるでしょう。(これは良い面かな?!)

いろいろな物、大切な物をガジガジ齧られてしまうかもしれません。

しつけが上手く出来ずに、犬をコントロール出来なくなるかもしれません。  

また犬を飼った後に、引越し、結婚、出産など様々な可能性も含め、今後の自分自身の生活がどのように変わるか、またその際、犬のお世話はどうなるかなども想像してみてください。

この時点で既にやっぱり大変そう〜。面倒臭そう〜。と思う方は、ご自身の為にも犬の為にも飼うのは諦めたほうがいいかもしれませんね。想像するよりも実際に飼うともっと大変だと思いますからね。

犬を飼った瞬間から、その犬の命をあなたが握ることになるわけです。責任重大なのです!犬は飼い主さんによって生かされていくのですから、頼れる人は飼い主さんしかいないのです。いつでも犬は飼い主さんを信じ、愛されようと必死です。そして、飼い主さんも犬へ愛情を注ぐことは、犬を飼う上で、何よりも大切です。立派な犬に育てるのもダメな犬に育てるのも、幸せな犬に育てるのも不幸な犬に育てるのも飼い主さん次第です。

まずは犬との生活をイメージし、最後まで責任をもって犬を飼える覚悟があるのか考えてみてはいかがでしょうか?  

 

 

我が家の愛犬、ハルを飼ってから私の生活の変化としては・・・。

  妊娠が判明し、ツワリがひどくなって仕事を辞めてから、毎日一人で家に閉じこもりがちだったので、話す相手もおらず憂鬱に過ごしていたけれど、ハルが来てからは話し合い手ができて、癒され、笑顔が増え、毎日楽しい生活を送れるようになった。

規則正しい生活になった。土日は平気でお昼前まで寝ていたのに、毎朝6時には起きるようになった。クンクンと犬が鳴きだすと起きずにはいられなくなったのでした。どんな目覚まし時計よりも効果的!

一日中ダラダラと過ごすことが多かったけれど、ハルの食事の用意、排泄処理、お散歩や一緒に遊んだりと、体を動かすようになった。運動不足になりがちだったので、ちょうど良かった!

家にいると人と話すことがほとんどないけれど、お散歩に行くと、犬を連れている人とはすぐに親しく話すことができ、コミュニケーションの場が持てるので嬉しい。

噛まれて困るものなどは全て片付けたのでスッキリし、掃除機もマメにかけるようになったので、部屋が常に綺麗になった。

相手の気持ちを考えるようになった。ハルが何か悪さをした時に、何でそんなことするんだろう?私のやり方が間違っていたかな?とかハルの気持ちを考えてみたりするうちに、物事を客観的に考えられるようになり、そうすると人に対しても同じように相手の気持ちを以前よりも考えるようになった気がする。

多少のことではイライラしなくなった。生後2ヶ月半ほどで我が家に来たハルは、まだまだ子供、いたずら盛りで、いろんなものを噛んだり吠えたり手こずることがあったけれど、感情的に頭ごなしに叱らず、冷静になり、褒めるしつけをしていくうちに、あまりイライラせずにちょっと短気も治った気がする。

ハルをお留守番させていると、やはり心配で気がかりになってしまう。

汚れに鈍感になった。ウンチやオシッコの粗相でクッションや床が多少汚れても気にならなくなってしまった。

まめに手を洗うようになった。妊婦であるのでやはり衛生上、気を使うようになった。

トイレットペーパーの使用量が増えた。ウンチをする度にトイレットペーパーで取り、トイレに流しているので。

総合的にみて、妊婦の私としては、デメリットよりメリットのほうが多く、私自身はハルを飼って本当に良かったと満足しています。

    どんな目的で?

さて、今、犬を飼おうと思っているあなた、その犬をどんな目的で、何の為に、犬と共にどんな生活を過ごそうとしているのか、もう一度考えてみて下さい。

     犬が好きだから

     癒されたいから

     家族の一員、人生のパートナーとして

     一緒にお散歩をして運動をしたいから

     寂しいから

     子供の情操教育の一環として

     番犬として

といろいろ理由はあっていいかと思いますが、最初にしっかりした理由がなく、ただ何となく、とか、流行ってるから、という安易な気持ちで飼ってしまうと、また同じ軽い気持ちで犬を捨てたり、保健所に引き渡したりして、尊い一つの命を奪うことになるかもしれません。

犬は人間と同様、命ある生き物です。最期までお世話を出来ないという人は、それが犬でなくても、犬のオモチャやぬいぐるみ、インターネットでバーチャル飼育を楽しむとか、もっとお世話が簡単な小動物などでも良いということはないでしょうか?犬を飼った後に、何で犬なんて飼ってしまったんだろう?なんて思うことがないように、最初にその目的やどんな生活を犬と過ごしたいのかをじっくりと考えておかれると良いと思います。

私がハルを飼った理由は、まず何よりも犬が好きであったからです。そして、犬の勉強をしてきて、知識だけでなく実際に自分も子犬から犬を育て、その感動や素晴らしさ、大変さ、命の大切さを知り、人と犬とが幸せに共生できることを自分自身で実感し、それを一人でも多くの人達に伝えていければいいなぁと思ったからです。犬を飼うと決めてから妊娠が分かったのですが、この機に「妊婦と犬」、「赤ちゃんと犬との共生」について、どのようにしたら上手く犬と一緒に幸せに暮らせるのかをお伝え出来ればいいなと思ってます。

    家族構成・生活スタイル

今、あなたはどのような家族構成でお過ごしでしょうか?小さいお子さんがいる家族、ご高齢の方がいる家族、夫婦お二人の家族、お一人で住んでいる方など、様々だと思いますが、犬を飼う上で、次の点は考えたことがありますか?

犬のお世話は誰がするのかは明白になってますか?

  いくら子供が飼いたいから面倒をみると言っていても、最終的には何かあった場合は親がきちんと責任を持って対応しなければならないことを理解してますか?

  犬を飼うことについて、家族内の意見は一致してますか?

また今後、結婚、出産などで家族構成が変わる可能性はありますか?その際の犬のお世話は大丈夫ですか?

いろんな角度から犬を飼った際の家族と犬の関係を考えてみて下さい。  

 

また生活スタイルはいかがでしょうか?

常に誰か家にいて、犬のお世話をする人がいますか?

十数時間も家を空けていて、誰もお家にはいない状態でしょうか?

どのような生活にしても、犬が本当に幸せに暮らせる状態にあるかどうかを今一度考えてみましょう。人間だって十数時間も一人で何もすることもなく家に閉じ込められていたら、寂しいし、つまらなくて仕方ないですもんね。単に人間の身勝手な思いだけで飼うのではなく、犬の気持ちになって、飼う前にもう一度考えてみましょう。

我が家は主人と私の二人暮らし。そして20059月にベイベーが誕生予定です。今は私が一日家にいるので、ハルのお世話はほとんど私が見てます。しかし、やっぱり家族の協力は必要だと実感しました。食事や排泄処理は主人も手伝ってくれるので助かってます。

    費用と時間

犬に掛ける費用と時間はありますか?犬を飼うと何よりお金が掛かります。ある調査によると、寿命が12年として、その生涯費用は小型犬で300万円、大型犬では400500万円近くかかるというデータがあります。その中には、初期費用(犬購入費、サークル、食器など)、食費、消耗品(トイレシーツ、リード、首輪、バッグ、服など)、医療費(病気、怪我、避妊・去勢手術など)、予防接種(狂犬病、ワクチン)、他にも葬儀費用やトリミング費用、ペット保険などが含まれます。またある調査では、年間10万円ほどで12年の寿命だと120万円ほどというデータもあるので、一概に算出するのは難しいようです。フードにしてもピンからキリまで金額の違いはありますし、洋服などのグッズをいっさい購入しない人もいれば、人間以上に犬にお金を掛ける人もいるので、犬に掛かる費用は個人差があるように思われますが、それなりに最低限のお金が掛かることは事実です。今の生活でさえ苦しいという人には飼うのはまず難しいでしょう。

また、犬に費やす時間はありますか?毎日のお散歩やスキンシップは、犬にとっては大切な楽しい時間です。また食事、排泄処理、しつけ、シャンプー、お手入れなどにも時間は掛かります。病気をした際には病院へ連れて行き、介護が必要になったら、それこそ徹夜状態でお世話をすることになるかもしれません。犬の為にきちんと時間を取れる余裕があるのか、今一度考えてみて下さい。  

我が家では、ハルが来てからの5ヶ月間で約24万円(ハル代金含む)がかかりました。(詳細)  

費やしている時間は一日最低でも3時間くらいですかね。日中一緒に過ごしてますが、家事や自分の時間もありますし、ハルは一日1518時間くらいは寝てますので、しょっちゅう構うわけではないですね。

    住宅環境

今お住まいの住宅環境はいかがですか?

一軒家でしょうか?

マンション、アパートなどの集合住宅でしょうか?

  集合住宅などではペットの飼育は許可されてますか?隠れて飼っているのが見つかった際には、立ち退きをせざるを得ないかもしれません。事前にしっかり確認しておくとよいでしょう。

お家の中には、犬が生活できるスペースがきちんとありますか?

最近、近隣トラブルが増えており、近隣への配慮はとても大切です。鳴き声や抜け毛、臭いなどを嫌がる人はけっこう多いものです。また外での排泄もきちんと処理しないと、不快に思われるでしょう。マナーを守り、しつけをしっかりとし、近隣へ迷惑の掛からないような行動が必要です。犬を飼った際にはご近所にちょっと声を掛けておくと良いかもしれませんね。  

我が家は一軒家でちょっとしたお庭があります。ご近所さんも犬を飼っている人が多い住宅街で、近隣へ迷惑が掛からないように気をつけてます。

    最低限の犬の知識

犬を以前飼っていた人でも、犬についての知識を知らない人はけっこう多いものです。犬に関する知識と言っても、犬の歴史から病気、習性など様々ありますが、ここでは、犬を飼う上で知っておくべき最低限のことを簡単にまとめてみました。

<飼い主さんの義務>

飼い主さんには法律、条例などで定められた義務があります。

     狂犬病予防法(参考:http://www.maff-aqs.go.jp/hou/index.htm

1.     飼い犬の登録・・・犬を取得した日(生後90日以内の犬を取得した場合は、90日を経過した日)から30日以内に市町村長に犬の登録を申請しなければなりません。(登録料手数料3,000円)犬の登録をしなかった飼い主は、20万円以下の罰金を課せられます。 犬の死亡、所有地の変更、所有者の変更も30日以内。

     狂犬病予防注射・・・毎年1回、受けることが義務づけられています。(約3,000円)。狂犬病予防注射を受けると、獣医師より「注射済証」が交付されますので、 これを市町村長に提示し、「鑑札」と「注射済票」の交付を受けます。飼い犬には必ず「鑑札」と「注射済票」をつけておかなければなりません。狂犬病の予防注射を受けさせなかった場合、又は飼い犬に「鑑札」と「注射済票」をつけておかなかった飼い主は、20万円以下の罰金を課せられます。    

     動物の愛護及び管理に関する法律 (参考:http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/

     愛護動物をみだりに殺し、傷つけた者には、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金を課せられます。

     愛護動物をみだりに給餌や給水をやめることにより衰弱させるなどの虐待を行った者、愛護動物を遺棄した者には、30万円以下の罰金を課せられます。

その他、「終生飼育」「繁殖制限」「放し飼い禁止」などもあり、またそれぞれの市町村により条例が定められておりますので、お住まいの地域の条例もよく読む必要があります。

<犬の習性>  

最低限の犬の習性についても知っておくと良いでしょう。ペットショップで犬を買って、犬がウンチをしたことに驚いた飼い主が犬を返しに来たというビックリするような話を聞いたことがあります。当然、生き物ですから、吠えたり、噛んだり、食べたり、排泄したりするのは当然です。犬は人間同様に感情を持っている生き物ですので、ストレスを持つこともあれば、病気になることもあります。飼う前になるべく多くのことを勉強しておくと安心出来ると思います。  

<しつけ>

しつけについては、なるべく早い子犬の時期にしつけたほうが良いでしょう。人間と一緒で若いうちのほうが何でも物事の吸収、覚えが早く、しつけがしやすいです。もちろん成犬でもしつけは出来ますが、子犬に比べると時間が掛かるようです。子犬を飼うにしても成犬を飼うにしても、しつけは必ず必要です。コントロール不可能な犬になってしまってからしつけをすると時間もかかる上に、最悪、改善できなくなってしまう恐れもあります。その為にも、ぜひ最初にしっかりしたしつけを行い、人も犬も幸せに過ごしたいものです。

しつけのやり方は、一般の飼い主さんでも簡単なしつけは出来ると思いますが、自信がない方や思うようにしつけが出来ないという場合には、犬のしつけのプロの訓練士やアドバイザー、獣医さんを頼るのがいいかと思います。しかし、しつけのやり方は指導者により考えや、やり方も違いますし、いくつもの方法がありますので、飼い主さんと犬に合ったやり方で、飼い主さんが納得のいく指導者に教えてもらうのが良いかと思います。市町村など自治体が無料で行っているしつけ教室もあれば、何万円もかかるプライベートレッスンまで様々です。ご近所での情報を調べてみるとよろしいかと思います。

飼い主さんがきちんとしたしつけが出来なかった為に、コントロール不可能になった犬は捨てられたり、保健所へ持ち込まれたりする例は少なくありません。どうか、責任を持ってきちんとしつけをして、犬との幸せな生活を送って頂きたいと思います。私自身も犬の躾に関して完璧かと言ったら、そんなことはありません。日々、どうやったら犬に分かりやすく伝えられるかを考えながら、またいろいろなやり方を参考にしながら、しつけをしております。犬も、一頭一頭違う性格を持っているので、同じしつけ方をしても、それで出来る犬もいれば出来ない犬もいます。うちの子は頭が悪いからダメなんだ。と諦めてしまったらそれまでです。毎日、根気よく、続けていきましょう。犬が人と一緒に過ごす為には、人間社会に適応した生活を送らなければなりません。人にとっても犬にとっても、幸せに共生する為には、人が犬に人間社会で過ごしていく為のルールをしっかりと教えてあげ、管理し、適切なしつけをする必要があると思います。

<マナー>

「犬好きの人が、犬嫌いの人を作る」と言われることがあります。それは、犬好きの人のマナーの悪さが、犬嫌いの人を作り出しているということです。特に犬が嫌いでもなかったけれど、家の前にウンチをされてイヤな思いをしたり、リードをつけていなかった犬に飛び掛られて、怖い目にあったりと、このような飼い主さんのマナーの悪さ、迷惑な行動を見て、犬嫌いになる人がいるわけです。マナーをしっかりと守って周りの人達に迷惑をかけないように心掛けたいものです。犬に対する意識を高め、一人一人がモラルをもって行動したら、人と犬とはもっと幸せな共生が出来るのだと思います。

マナーの一例

       排泄の処理(排便は持ち帰る。常にウンチ取り用の袋は持ち歩きましょう)

       首輪、リード(引き綱)をつける(抜けることがないように注意しましょう。)

       迷子札をつける(逃げてしまった際などには命札となります)

       散歩中は他の人の通行の邪魔にならないようにしましょう

       むやみに人や他の犬に近づけないようにしましょう

       他の犬に挨拶をさせたい時には、まず飼い主さんに一言「近づけても大丈夫ですか?」など声を掛けてからにしましょう

       電車やバスに乗せる時には、きちんとバックやクレイトに入れて、それぞれの交通機関の規定を守り乗りましょう。

などなど・・・。