娘とハルの共生から1年

私が妊娠5ヶ月の時からハルとの生活が始まり、その5ヶ月後に娘を出産して、娘とハルが一緒の生活は早いもので1年を過ぎました。

ワンコを現在飼っていてもうすぐ出産を控えている方々からいくつか質問などもありましたので、私が実際に生活してきて、どんな生活だったのか、またハルを飼い、子育てする中でどんなメリット、デメリットがあったのかを振り返ってみました。

【メリット】  

ハル育ては娘の子育てに有意義でした!

ハルを先に飼うことにより、忍耐力や包容力がつき、ハルがどうして欲しいのかを考えたりするようになったりして、娘を育てる前に子育ての疑似体験ができた感じで良かったです。娘は二人目の子供のようで、気持ち的にちょっとゆとりが持てた気がします。人間の赤ちゃんもワンコ育てもどこか似ている点があるように思いました。

 (実は私はあまり子供が得意ではなかったので、まずはハルからいろいろと勉強させてもらって良かったです。)  

 

ハルからは沢山癒やされ、楽しみや幸せが増えました♪

(特に妊娠中のブルーな時や子育てに疲れた時にはとても癒やされ助かりました。)  

 

積極的にお散歩へ行くようになった。

(妊婦中や子育て中は疲れもあり、つい家にこもり気味ですが、犬がいると必然的に行かなければなりません。しかし、一歩外に出ると、とっても気持ち良く、心身ともにリフレッシュ出来ました。)

 

ハルのお陰で近所の人達とも仲良くなり、人の輪が広がった。

(犬のイベントやオフ会にも行き、犬友達の輪も広がりました。)

 

娘はハルを見ると嬉しそうに笑うので、泣き止まず困った時はハルを見せたりして助けられました。  

(一歳前には娘とハルが一緒に過ごせる時間が増えてきました。)

 

犬を褒める躾けの勉強をしたこともあり、娘へも上手に褒めることができてると思います。

(けっこうクールな性格だったもので、以前は大袈裟に褒めたりするのは苦手でした・・・。^^;)  

 

 

【デメリット】

ハルが言うことを聞かない時やイタズラがひどい時にはイライラする時もあった。

(特に授乳中や手を離せない時のイタズラはプチッ!ときそうになることもありました・・・。)

 

子育てでイライラしてる時に、ハルがイタズラなどした時に酷くあたってしまい、後から自己嫌悪に陥ることもありました。

 

ハルに構ってあげる時間が減ってしまった。

 

授乳中や娘がご機嫌斜めの時に、ハルがワンワンとひどく鳴くとビックリして大泣きをしてしまうことがあった。

(お陰で娘は鍛えられたのか、今では多少のことでは驚きません。)

 

娘がイタズラをすると、ハルも便乗するようになり、ちょっと手を焼きました。

(例えば娘が新聞を取り出したりすると、ハルがその新聞を銜えてビリビリしたり・・・。)

 


以上のように、デメリットもありますが、私にとってはメリットのほうが大きく、何よりハルも家族の一員としてたくさんの喜びや楽しみを与えてくれてます。また娘との絡みがまたとても面白くて、今では娘の遊び相手としても活躍してくれてます。

私はハルからいろいろと勉強させてもらうことがあるので、娘の成長過程においてもきっと良い影響があると思っています。

 

 


赤ちゃんとワンコがいる生活になる人へ!  
ママさんは子育てだけでもとても大変なので、毎日のご主人やご家族のサポートが必要です!

(子供が二人いる状態になるので、夫婦二人の協力がとても大切です。私は子育てを甘くみていて、こんなに大変なものだと思ってなかったで主人のサポートがあり、とても感謝してます。)

 

既に犬を飼われている方は犬のしつけは出産までにしっかり行い、飼い主さんがしっかりリーダーシップを取ることが大切です。

(飼い主さんのリーダーシップが取れてないと、赤ちゃんが危険です。犬は赤ちゃんを自分より上のランクだと見ていない子が多いようなので、何をするか分かりません。実際、犬が赤ちゃんを噛んでしまったという話も聞いたことがあります。いくら小さい犬だからと思っていても赤ちゃんの肌は柔らかくちょっと引っかかれただけでもすぐに傷ついてしまうので注意が必要です。)


犬の社会化は重要です!

自分でブログ内でも社会化について書いておきながら、実は私はこれに見事に失敗しました・・・。(>_<)
つわりが酷かったり、体調が悪かった時期と重なり、ハルを他の犬や人、外部と触れさせる機会が少なかったのが原因だと思います。もともと臆病な犬だったので、すっかりビビリ屋になってしまい、その克服に今は時間をかけて直してます。
もしこれから犬を飼う予定の方は、ぜひ社会化時期には他の犬や人、いろんな環境に慣れさせてあげて欲しいです。混合ワクチンや狂犬病予防接種がある為、大切な時期にお散歩へ出れないことは懸念されてますが、抱っこして外に出したりすることも大切なようです。

 

子育てが大変になると、犬との触れ合う時間が減りますが、犬にできるだけ寂しい思いをさせないように工夫してみて下さい。

娘が来た時は、ハルはまだまだ構って欲しい時期で、赤ちゃんにみんなが目を向けていると焼きもちを焼き、必死に構ってとアピールしてきて、切なくなることもありました。なので、娘を抱っこしつつ、ハルとボール遊びをしてあげたり、娘を構っている時におやつをあげたりして、赤ちゃんがいるといいことがあるんだよ。と思わせるようにしてました。赤ちゃんのせいで自分が構って貰えなくなったと思うと、赤ちゃんを攻撃したりする犬もいるようです。また犬がストレスで毛が抜けてしまったという話も聞いたことがあるので、犬への配慮も必要なようです。


絶対に赤ちゃんと犬だけにさせてはいけないです。

犬は赤ちゃんがとる意味不明な動きや不思議な行動に興味を持ち、爪でカリカリしたり、赤ちゃんの洋服を引っ張ったりすることがあるようです。我が家でもそれはありました。また犬が赤ちゃんに対して、どう思っているか分かりません。リーダーの飼い主さんがいない間に赤ちゃんにいたずらしてしまうかもしれません。赤ちゃんだけでも目が離せませんが、赤ちゃんと犬だけにさせるのは非常に危険です。

 

「赤ちゃんとの暮らし」の中の「3.犬への対応策」もご参照下さい。

 

 

少しでも何かの参考になればと思い、いろいろと書いてみましたが、これはあくまでも娘とハルの場合の話で、赤ちゃん自体、犬自体、それぞれの生活環境などによってもちろん違うかと思います。

 

娘とハルとの生活はお世話も大変ですし、自分の時間は減り、お金もかかりますが、それ以上にかけがえのない沢山の楽しい時間を過ごさせてもらっております♪

 

イギリスでは、「赤ちゃんが産まれたら、犬を飼う」と言われているくらい、小さい頃から動物と触れ合うことが大切だと思われているようです。最近の研究では、小さい時から一緒に動物と育ったほうが、動物アレルギーの免疫が出きるという報告もあるそうですし、赤ちゃんとワンコのいる生活、なかなかいいものだと私は思っています♪

 

(平成18年10月20日)